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なぜ海外の鶏肉は安いのか?

スーパーなどで並んでいる鶏肉は、国産と外国産の2種類に分かれます。普段それほど頻繫に鶏肉を購入しない方であっても、国産の鶏肉と比べ、海外の鶏肉の方が安く販売されていることはご存知かと思います。
今回は、海外の鶏肉が安い理由を中心に解説したいと思います。

国産と外国産の違い

お店で販売されている鶏肉のパッケージには、“国産”と記載されていたり、“〇〇産”と国や地域の名称が書かれていたりします。国産の鶏肉、外国産の鶏肉には、それぞれ以下のような定義の違いがあります。

国産

国産の鶏肉とは本来、「日本国内で育種改良された種鶏と、これから生産された実用鶏」を指しています。しかし、最近では「日本国内で生産された鶏」を国産鶏と店頭で表示されることが多くなりました。
これらと区別するために、国内で育種改良された種鶏から生産された実用鶏を、純国産鶏、国産種鶏および純国産鶏種と呼ぶようになりました。
日本国内で飼育された鶏でも、鶏の由来が外国のものと、日本のものがあり、それらを呼び分けています。

外国産

外国産の鶏肉は、外国の育種会社が作出した銘柄を用いる場合や、白色レグホーン種やロードアイランドレッド種等の外国で成立した品種を指して用いる場合、生産地が外国であることを示す場合があります。
スーパーなどで見られる“〇〇(国名)産”という表記は、最も長い期間飼養された国を表しています。

海外の鶏肉で特によく見られるのはブラジル産

外国産の鶏肉には、アメリカ産やタイ産などがありますが、国産と並んでスーパー等でよく見かけるのは、ブラジル産の鶏肉です。
ブラジルの農業と言えば、伝統的な農産物としてコーヒーや砂糖が挙げられますが、近年は大豆やトウモロコシなどの穀物や、牛肉、鶏肉などの食肉の生産が増え、多様な農業が展開されています。
また、ブラジルの鶏肉産業は、トウモロコシや大豆カスなど豊富な飼料穀物を背景に、生産から加工、流通に至るまで垂直統合された生産体形を中心に成長してきました。
主な生産地は、伝統的に穀物生産が盛んな南部地域の3州であり、こちらだけでブラジル全体の6割近くの生産量を占めています。
そして、ブラジルには2億人を超える大きな国内市場が存在し、生産された鶏肉の7割程度は国内消費され、残りの3割程度が輸出に充てられます。
そのうち、日本向けは全体の約10%を占めていて、日本におけるブラジル産鶏肉の輸入量(調製品を除く)は鶏肉輸入量全体の7割強と圧倒的なシェアを誇っています。
現在でも、馴染みの深い輸入食品の1つとして、外食等の業務用や、スーパー等の小売店での販売を通じ、日本の食卓に普及しています。

海外の鶏肉が安い理由

外国産の中でも特に供給数が多いブラジル産の鶏肉が安い主な理由を見ていきましょう。
具体的には、以下のような理由です。

・飼料コストが安い
・大量生産、大量輸送が可能
・海外における、もも肉の需要が少ない

飼料コストが安い

ブラジル産鶏肉の項目で触れた通り、ブラジルの鶏肉産業は、伝統的に南部を中心に栄えてきました。
また、その南部は、トウモロコシおよび大豆の主要生産地域でもあり、比較的安価に飼料原料を調達することができます。
このような理由から、鶏肉の生産コストの大半を占める飼料コストを安く抑えることができ、日本国内において、国産鶏より安く販売することに成功しています。

大量生産、大量輸送が可能

ブラジルでは、生産と食鳥処理・加工企業の垂直統合(インテグレーション)が進展し続けてきました。
零細の生産者では、輸出国の求める厳格な衛生管理基準に適応する能力に劣りますが、インテグレーションによって厳しい衛生管理基準が満たされ、スケールメリットを享受することにより、価格の優位性を有する大量生産を行うことが可能となっています。
また、ブラジルにおいて大量生産された鶏肉は、船舶によって日本国内に大量輸送されているため、輸送コストも大幅にカットされています。

海外における、もも肉の需要が少ない

お気付きの方もいるかもしれませんが、スーパー等で販売されているブラジル産鶏肉のほとんどはもも肉です。
ブラジル産むね肉を目にしたことがある方は、あまりいないかと思います。
意外に思われるかもしれませんが、世界的に見ると、鶏肉はもも肉よりもむね肉の方が人気があります。
日本でブラジル産のもも肉が安く販売されている理由には、海外での需要があまりない部位を仕入れていることも挙げられます。

海外の鶏肉は安全なのか?

ブラジル産をはじめとする外国産の鶏肉について、「危なそうだから購入するのを控えている」という方は多いかと思います。
しかし、日本でもっとも多く販売されているブラジル産の鶏肉に関しては、むしろ高い安全性を誇っていると言えます。
まず、ブラジルは唯一、鳥インフルエンザが発生していない国です。
鳥インフルエンザは、渡り鳥(カモなど)から海や国を超えて入ってきますが、渡り鳥はブラジルを通過しないことから、これまで発生は一度もありません。
タイやアメリカ、日本において、過去に鳥インフルエンザが発生していることを考えると、こちらは安全性を示す大きな根拠だと言えます。
また、EUは肉を輸入するための安全性の条件が厳しいことで有名ですが、ブラジル産の鶏肉は早々にこちらの条件をクリアし、日本の国産鶏よりも先にEUへの輸出が許可されていました。
このことからも、国際的にブラジル産の鶏肉が高い安全性を有していることがわかります。

まとめ

ここまで、国産の鶏肉と比べ、外国産の鶏肉が安い理由を中心に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
外国産、主にブラジル産の鶏肉は、徹底したコストカットとインテグレーションにより、日本国内での販売価格を下げることに成功しているのです。

さんわの商品は主に国産の鶏肉を使用していますが、一部管理体制や安全性を確認した外国産鶏肉を使用した製品もあります。
安全・安心で美味しい商品を多数そろえておりますので、是非、購入をご検討下さい。

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