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ニワトリは人間のせいで飛べなくなった!?

“ニワトリが動いている”と聞くと、ほとんどの方が地上をゆっくり歩いたり、走り回ったりしている姿をイメージされるかと思います。
このように、ニワトリにはほとんど飛ぶイメージがありませんが、実は飛べなくなったのは人間のせいだと言われています。
今回はこちらの点を中心に、詳しく解説していきます。

元々飛ぶのが得意ではないニワトリ

ニワトリの祖先は、南アジア南部から東南部の森林、草原などに生息する“セキショクヤケイ”だと考えられています。
現在、世界に数百億羽以上も生息するとされるニワトリですが、初めて日本に来たのは紀元前100~200年のことで、その容姿はセキショクヤケイによく似ていました。
また、セキショクヤケイや大昔のニワトリには、飛翔能力が備わっていましたが、この頃から飛ぶことがあまり得意ではありませんでした。
具体的には、天敵から身を守るため、木の上で眠るために飛ぶ程度であり、日中は地上を歩きながら食べ物を探していたとされています。

ニワトリの飛翔能力が衰えた理由

ニワトリは、元々飛ぶのが得意ではなく、現在はほとんど飛ぶことができなくなっています。
まったく飛べないわけではありませんが、わずかに羽ばたいて数mほど前に進める程度です。
では、なぜニワトリの飛翔能力が衰えてしまったのかというと、その理由としては、ニワトリを取り巻く環境が大きく変わったことが挙げられます。
ニワトリは、人間に家禽化(かきんか)されたことにより、安全な場所で過ごすようになりました。

そのため、天敵に襲われる心配がなく、身を守るための飛翔能力が徐々に失われていったとされています。
また、人に飼われた結果、筋肉や脂肪の付き方が通常空を飛ぶ鳥と違うものになり、飛びにくい身体の構造が出来上がったというのも理由の1つです。
飛べない鳥は基本的に体重が重く、飛ぶためにはその重量に見合うだけの翼による揚力が必要になります。
しかし、揚力を増加させるには、さらに翼を大きくし体重を増加させる必要があり、いつまで経っても体重に揚力が追い付くことはありません。
つまり、地球上で空を飛ぶためには、ある程度体重が軽くなくてはいけないということです。
ニワトリはちょうど空を飛べないくらいの重量であり、現在のような重さになったことや、安全な環境で過ごすようになったことの理由は、前述の通り家禽化にあります。
こちらが、「ニワトリは人間のせいで飛べなくなった」という言葉の意味です。

飛べないニワトリと飛べる鳥を比較

商業目的で太っているニワトリと、他の飛べる鳥を比較すると、ニワトリがほとんど飛べない理由がよりわかりやすいかと思います。
家禽のニワトリは、オスの体長が約70cm、メスが約50cmに対し、体重が約3kgあります。
一方、日本国内でよく見られる“飛べる鳥”の代表格であるカラス(ハシブトガラス)は、体長約56cmとメスのニワトリとほとんど変わりないものの、体重が550~750gしかありません。
家禽のニワトリと比べると、1/3以下です。
こうして見ると、ニワトリがいかに飛ぶことに適していないかがわかりますし、元々飛ぶのが得意でなかったことを考えると、数mしか飛べない身体になっても致し方ないと言えます。
ちなみに、ニワトリには速く走ることができるだけの脚の筋肉が備わっています。
こちらは、地上を走る際には非常に便利であるものの、飛翔の際には重みとなってしまいます。

ある程度飛べるニワトリもいる

ニワトリが飛べなくなった理由は、人間が害獣などの天敵を追い払い、なおかつ家禽化によって太らせたことです。
しかし、前述の通り、ニワトリは完全に飛ぶ能力を失っているわけではありません。
多少は羽ばたきながら前に進むことが可能です。
また、エサを制御し、それほど太っていない状態のニワトリであれば、さらに高い飛翔能力を持っている場合もあります。
具体的には、建物の屋根まで飛ぶくらいの能力です。
実際目にする機会は少ないかと思いますが、人に飼われているニワトリの中にも、これくらい飛べる個体は存在します。

ニワトリ以外の飛べない鳥について

ニワトリ以外の飛べない鳥といえば、代表的なのはペンギンやダチョウです。
ペンギンは、常に危険と隣り合わせで生活していて、海に入る際は先に一羽だけ飛び込み、安全確認を行います。
一羽目が危険と判断した場合、他のペンギンが海に飛び込むことはありません。
また、ペンギンのエサは海中にいる魚であり、鳥類でありながらも泳ぎながら魚を確保するため、陸で補食活動をせず、羽が泳ぐためのヒレとして進化しています。
つまり、泳ぐ能力に特化したことで、飛翔能力を失ってしまったということです。
一方、ダチョウが空を飛べない理由としては、身体と羽が飛ぶための構造になっていないことが挙げられます。
ダチョウは身体が大きいだけでなく、飛ぶ際に必要な胸筋も極めて貧弱です。
そのため、どれだけ羽ばたいても身体が空を舞うことはありません。
ただし、羽は決して飾りではなく、最高時速70kmとも言われるスピードで走る際、方向転換をするために使用しています。
このように、ペンギンとダチョウは、ニワトリと同じく飛ぶのが苦手もしくは一切飛べない鳥ですが、進化の過程で自然と飛べなくなったため、人為的な理由で飛翔能力が衰えたニワトリは少し系統が違うと言えます。

ニワトリの秀でている点について

ニワトリは環境の変化により、地上型に特化してしまったタイプの鳥ですが、飛べない鳥の特徴すべてに当てはまっているというわけではありません。
飛べない鳥は、身体が重かったり、翼が小さかったりするだけでなく、ダチョウに代表されるように、胸の筋力が弱いことも多いです。
しかし、ニワトリは身体が重いだけで、飛行に必要な翼の構造、翼を動かす胸の筋肉は最低限兼ね備えています。
こちらはやはり、元々祖先のセキショクヤケイが空を飛び、木の上で天敵から身を守っていたことが理由として挙げられます。

まとめ

ここまで、「ニワトリは人間のせいで飛べなくなった」という言葉の意味について解説しましたが、いかがでしたでしょうか? 人間がニワトリを美味しく食べるため、丁寧に育てた結果、飛翔能力が退化してしまったことから、“人間のせい”という言葉はあながち間違っていないと言えます。

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