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ささみはどこの部位?~ささみの特徴について解説~

もも肉、むね肉と並んでよく知られている鶏肉の部位に、“ささみ”が挙げられます。
こちらは、家庭料理で用いられることも多く、スーパーなどでは必ずと言って良いほど販売されています。
ここからは、ささみの概要や味の特徴、おすすめのレシピなどを中心に解説したいと思います。

ささみの概要

ささみとは、むね肉に近接した部位であり、鶏の胸骨に沿って左右1本ずつ存在する小胸筋の肉を指しています。
第二胸筋、深胸筋とも呼ばれ、他の部位に比べると少し白っぽい色をしています。1羽につき2本しか取れない部位であることから、通常のむね肉よりは少し高めの値段で販売されています。
また、多くの方がご存知の通り、ささみは脂肪がほとんど含まれておらず、タンパク質が豊富であるため、ダイエット食としても知られています。

ささみと通常のむね肉の違い

ささみは極めてむね肉に近い部位ですが、これらには明確な違いがいくつかあります。
1つは、肉が付いている場所です。
通常のむね肉は、大胸筋と呼ばれる筋肉であり、こちらはむね肉全体でいう外側の部分です。
一方、ささみは大胸筋の内側にある小胸筋であり、胸骨の竜骨突起に張り付くように存在します。
つまり、むね肉全体の外側を覆っているのが通常のむね肉、その中から出てくる部位がささみだということです。
その他、肉の大きさ、重さにも違いがあります。
通常のむね肉は、1羽につき250~300gほど取れるのに対し、ささみは2本で100~110g程度しかありません。

ささみの名前の由来

ささみという独特な名前は、細長く伸びた肉の形状が笹の葉に似ていることが由来です。
そのため、漢字で書くと“笹身”という表記になります。
ちなみに、ささみを数字で表すと“33(ささ)3(み)”となることから、3月3日はささみの日とされています。
こちらは、香川県で冷凍食品の製造・販売を行っている株式会社“味のちぬや”が制定したものであり、ささみの魅力を多くの方に知ってもらうことを目的としています。

ささみの味の特徴

鶏のささみは、脂身の少ないあっさりした味わいが特徴です。
具体的には、柔らかく優しい風味があり、淡白な味わいが特徴で、肉質が柔らかいため、老若男女の料理に好んで利用されています。
ただし、ささみには白い筋があり、そのまま調理すると噛み切りにくく、肉が縮んでしまうため、事前に下処理をする必要があります。

ささみの下処理方法について

スーパーなどで購入したささみは、基本的に白い筋が残った状態です。
こちらを処理することによって、口当たりが良く食べやすくなるため、調理の前にぜひマスターしておくことをおすすめします。

具体的な手順としては、
①まずささみの筋が付いた面を上に置き、包丁の先を使って、筋の両端に浅く5mmほどの切り込みを入れます。

②その後、ささみを裏返し、筋の端を手で持ちます。
包丁を筋に対して垂直に当てながら上下に動かし、筋を引っ張るようにして取り除けば、下処理は完了です。

筋に切り込みを入れる際は、5mm~1cmを目安にし、切りすぎに注意してください。
また、途中で筋が切れてしまわないよう、水平に引っ張るのもポイントの1つです。
ちなみに、より時短できる方法としては、ささみをフォークで刺し、その間から筋を出して、キッチンペーパーで摘んで引っ張るという方法もあります。

ささみのおすすめの調理法

ささみは脂肪が少なく淡泊な味ですが、決して肉質が硬いわけではなく、熱を入れるとかなり柔らかくなります。
そのため、汁物や揚げ物、和え物やサラダなど、さまざまな調理法で美味しく食べることができます。

ささみのおすすめ簡単レシピ

ここからは、ささみを使用したおすすめの簡単レシピをいくつか紹介したいと思います。
料理のレパートリーを増やしたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ささみの唐揚げ

まず紹介するのは、ささみの唐揚げです。
簡単にメインのおかずを作りたい方にピッタリです。

材料(3人分)
・下処理済みのささみ 6本
●酒 大さじ3
●醤油 大さじ3
●白だし 大さじ1
●おろし生姜 適量
●おろしニンニク 適量
・小麦粉 大さじ2
・片栗粉 大さじ2

作り方
①下処理済みのささみをボウルに入れます。
②上記の●を入れ、5分ほど漬けます。
③ザルで余分なタレを落とし、ボウルに戻します。
④小麦粉と片栗粉を混ぜ、ささみにまぶします。
⑤180度の油でキツネ色になるまで揚げます。
⑥油を切り、お皿に盛り付ければ完成です。

小麦粉と片栗粉をまぶすときは、茶こしに両方の粉を入れ、ボウルに直接振るうことで、しっかり全体にまぶしやすくなります。
また、唐揚げをカリカリにしたい方は片栗粉を多めに、柔らかめに仕上げたい方は小麦粉を多めにしてください。

ささみとキャベツの卵とじスープ

次に紹介するのは、ささみとキャベツの卵とじスープです。
簡単にスープを作りたい方、なおかつ、いつもと少し違ったスープを食べたい方におすすめです。

材料(2人分)
・下処理済みのささみ2本
・溶き卵 1個分
・キャベツ 2枚
・片栗粉 大さじ1
・水 500cc
・酒 大さじ1
●鶏ガラスープの素 小さじ1/3
●塩 小さじ1/3
●胡椒 少々
・ゴマ油 小さじ2

作り方
①キャベツの芯を切り落とし、細切りにします。
②下処理済みのささみに対し斜めに包丁の刃を当て、そぐように1cm幅に切り、片栗粉をまぶします。
③鍋に水を入れて沸騰させ、酒、ささみを加え、アクを取り除きます。
④キャベツを加えて煮立たせ、フタをして弱火で5分煮ます。
⑤●を加えて煮立たせ、溶き卵を回し入れ、ゆっくりとかき混ぜます。
⑥器に等分にして盛り、半量ずつゴマ油を回しかければ完成です。

よりささみを柔らかくしたいという方は、片栗粉をまぶした後、先茹ですることをおすすめします。
また、さっぱりとした味が好みの方は、仕上げのゴマ油がなくても、十分美味しく食べられます。

まとめ

ここまで、ささみの概要や味、処理方法やおすすめのレシピなどを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ささみはさまざまな調理法で手軽に楽しめる部位のため、一度献立に取り入れてみることをおすすめします。

また、鶏三和のオンラインショップでは、名古屋コーチンのささみが1kg入った大容量パック焼き鳥串を販売しているため、こちらもぜひチェックしてみてください。

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